平成25年度 当初予算案の概要 2

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平成25 年度予算編成方針から(25年一般会計63,000,000千円 24年62,160,000千円)

1 昨年10月現時点で、災害復旧・復興事業費は、全体で約550 億円を見込んでいる。この財源は、国・県からの財政支援として約363 億円、地方債が約130 億円、残り約57 億円を一般財源として想定している。過去にない巨額の費用であり、適切かつ公正な支出が求められています。
2 平成25 年度の市税は、平成24 年度当初予算と同程度と想定されるが、その一方で、歳出では、東日本大震災からの復旧・復興の推進、市民ニーズへの対応などから、財政需要の増加が想定されるため、財政調整基金の活用も前年並みの20億円が見込まれている。財政調整基金の取崩は、三か年では、77 億円が見込まれている。一方で基金の取り崩しが必要な中、新庁舎の140億円が計上されるのは大局論から見ても大きな疑問符が付く。

平成24 年度予算編成の基本方針は以下とされているが、②③④を中心にどのように担保されたのか、市民に対する説明責任が求められる。

基本的な考え方
① 復旧・復興の推進 引き続き、東日本大震災からの復旧・復興を最優先課題と位置づけ、復旧事業、復興事業の推進に取り組むこと。
② 懸案事項の解消及び、市民ニーズ・行政課題への対応 復旧・復興の推進を優先課題としながらも、本市の抱える懸案事項の解消をはじめ、市民ニーズ・行政課題への対応といった面から、真に必要となる施策等の推進にも取り組むこと。
③ 行財政改革の推進 限られた経営資源の中で、より効果的な行政サービスを行うために、市民サービスへの影響に十分配慮しながらも、これまで以上にコスト意識を持って、施策や事業の選択と集中に取り組むこと。
④ 健全財政の堅持 最少の経費をもって最大の行政効果を目指すとともに、長期的な観点に立脚して、将来に渡り健全な財政運営が堅持できるよう取り組むこと。

当初予算総括表から見た 債務負担行為(平成25年度以降支出予定額)25年、 26年以降の比較は次の通りであり、
一般会計 P F I ・指定管理分 5,071,744千円 30,306,618千円
その巨額さ故にも、大胆なメスを入れる必要があると思うが、今の市議会にその力はあるのだろうか。

主立った基金の繰入状況は以下のとおり。
財政調整基金   2,000,000千円(平成24年度当初予算2,265,000千円)
土地開発基金   526,000千円(平成24年度当初予算400,000千円)
庁舎建設基金   70,600千円(平成24年度当初予算―0千円)
東日本大震災復興交付金基金  1,666,490千円(平成24年度当初予算―0千円)クリック
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