選挙の年:社会福祉法人の闇 4

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一連の朝日新聞報道から感じたことをまとめてみます。
そもそも、社会福祉法人は篤志家らが福祉のためにつくった組織が起源になっています。このため、土地などの基本財産を寄付した人が理事長になることを前提に設立されてきた経緯があります。しかしながら、現実にはそういった背景無しに運用されてきた節も多々あるようです。

何故そういうことになるのか。朝日新聞によれば、法律や制度は「性善説」に基づいている側面があり、多くの社福は理事長や職員がまじめに高齢者らと向き合い福祉を担っていると。しかし、悪用されるとその制度や法律を脱法的に行うことへの規制が不十分ということなのでしょう。

厚生労働省は社会福祉法人の「公正かつ適正な運営」のため、理事(6人以上)、評議員(理事の2倍超)、監事(2人以上)を置くこととしています。理事長は理事の中から選ぶことになっています。
理事は親族ばかりにならないような制約もあり、法律では、各理事の配偶者や3親等以内の親族が理事全体の半数を超えてはいけない。規則や事業などを定めた「定款」でも、親族は理事6~9人に1人などの枠が定められています。情報公開の徹底についても、たびたび通達が出されていますが、広く実行されているとは言い難いことが、一連の不祥事を引き起こしているとも言えます。

当市になじみであった駅前スワンベーカリーを運営していた社会福祉法人 敬心福祉会では、理事、評議員の氏名・経歴を詳細に公開しています。

社会福祉法人 パーソナルアシスタンスとも の場合、
理事長 西田良枝 理事 7名となっていますが、具体的な開示は全くなく、どういう人が参画しているのかは解らないことになっています。さらに財務諸表の公開は厚生労働省の通達に従っていません。

12/16一般質問から を今一度見て頂きたい。
ここで、市当局は重要なことを公式に述べています。
すなわち、
ともの純資産が年々増加している理由は事業規模の拡大による等と無責任な説明にとどまり、毎年4046万円もの補助金が保証交付され、委託料金に対する適正か否かの質問に対しても、特にコメントする立場にないと言っています。固定資産をはるかに上回る積立金については、不動産を所有していないので、それを取得するものだとの回答に至っては、これほど市民をバカにした話もなく、到底、市民に理解が得られる説明とはなりません。5年間で2億円にも上る補助金投入が、そっくり内部留保に積み上がっている事実はこのような説明で正当化ができません。
上記一般質問中頃のビデオを見て頂くとよくわかると思います。

以下は、朝日新聞に載った、大学教員 西原雄次郎氏(東京都 68)の述懐です。

私は知的障害者や認知症高齢者にサービスを提供する小さな社会福祉法人の理事長をしている。「社福利権 飛び交う金」(5月19日朝刊)を読んで、私たちの法人が知的障害者のグループホームを開設しようとしたとき、反対運動を展開した地域の方に「理事長はこれでいくら、もうけるのか」と言われたことを思い出した。

私は法人の設立準備会代表のときから法人認可後の現在まで約20年間、別の専任の職業もあり、この仕事を無報酬でしてきた。ほかの理事や評議員らも会議出席の報酬はなく、交通費も寄付してくださる。利用料や寄付、補助金、職員の献身的な働き、近隣の皆さんの応援で、ぎりぎりの状態で運営している。私の後任者が決まらないのではないかと不安になる。

力不足も痛感しているが、利用者やそのご家族が、住み慣れた地域社会の一員として暮らし続けることができるように、少しでも応援できればと思っている。

制度の趣旨や法の理念を無視した社会福祉法人や理事長が存在することは残念でならず、徹底して追及してほしい。同時に、私たちのような社会福祉法人も多く存在することも知っていただきたい。クリック
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5 Responses to 選挙の年:社会福祉法人の闇 4

  1. ユメ のコメント:

    浦安市の協議会についてこのような記事もあります。
    http://pub.ne.jp/tachibana37/?entry_id=4392319
    どこの法人の委員かはリンク先を見ればすぐわかりますが、市はなぜこのような法人に対してなんの指導もしないのか?
    まさに社会福祉法人の闇 ですね。

    • admin のコメント:

      ユメさん

      リンクを拝見しました。
      寝ている委員さんの多いこと・・・。あらまあですね。

      事業者支援・制度プロジェクト会は非公開ですが、都合が悪いことがあるからこそ、障害福祉課は公開しないのでしょうね。女性委員に恫喝をした男性委員がいましたとのことですが、複数の方から聞いています。そういうことであれば、余計、公開すべきでしょうね。何か、議会での恫喝議長のことを連想してしまいました。議会同様、公開すべきでしょう。密室では公正ではありません。

      公務員は知ってか知らずか権力を持っていますが、私人としての判断を基にしているとしたら、そもそも適格性も考えなければいけないですが、その認識が無ければ埋められない溝であり、根が深い問題です。

      発達障害者にフルハンドで自立的運営を任せてしまうと、組織自身が暴走しても誰も止められないというジレンマに陥ります。自浄努力というのは性善説仮説に立てば成り立つものの、「悪貨が良貨を駆逐する」のたとえのようになっているのが現実社会です。公開によって不公正さを抑制する機能が出てくるのですが、、。

  2. クロネコ のコメント:

    ユメさんありがとう。
    こんな正義感のある気骨のある団体が浦安市内にあったんですね。
    すごくうれしいです。

  3. ロストマン のコメント:

    ユメさん

    情報有難うございます。この議論については全くの素人で、最近、興味を持ちました。正直な話、社会福祉法人パーソナルアシスタンスともの同業者が、市議会議員を巻き込んでネット上で叩いているだけだと思っていました。また、何人かの浦安市議会議員が問題点を指摘してはいるものの、この法人としても言い分があると思います。こういう考えは、私だけでなくて多くの浦安市民が感じていることなのかもしれません。

    実際、パーソナルアシスタンスとものブログを拝見しますと、「あたかも私たち法人が浦安市からの委託・補助金事業に関して不正行為・不正受給を行っているかのごとき、虚偽の内容の記事を繰り返し掲載されるなどしてきました」と、市議会議員と同業者らしき人物A氏を名誉棄損で法的に訴えたと記載されています。

    パーソナル・アシスタンスともが名誉棄損で訴えている裁判について
    http://sapotomo.seesaa.net/

    この議論について分からないことがあります。

    ① この法人への補助金が多いのは分かりましたが、今までの実績を重ねてきて、それが評価されて大きな補助を受けるのは別に変にも感じません。浦安市としても問題としては捉えていないようですし、法的に何か問題があることをやっているのでしょうか?例えば、この法人への補助が削られたとして、全体の大枠が守られた場合、同業者への補助が多くなる気がします。単なるヤッカミではないのかという可能性について明確にしたいです。

    ② リンク先を拝見しますと、明らかに特定されうる状態で意見を述べておられる同業者の方がおられると認識しました。この記事が本人の主観なのか、誰が見てもそうなのか分かりませんが、会議ですから議事録が残っていると思います。市の予算で開催された会議であれば、浦安市民が議事録を閲覧することができてもよいと考えますが、どこかに資料があるのでしょうか?もしくは、公開できない理由でもあるのでしょうか?

    • admin のコメント:

      ロストマンさん

      http://sapotomo.seesaa.net/ リンクを拝見しました。
      ひとことで言って、これは自己弁護の表明です。これを読んでよく解ったという人もいるでしょう。しかし本当の理解を得るためには、情報公開をしっかり行うという日常姿勢がないと理解されないと思います。リンク中で強調されていることは、「不正行為」を行っていないという主張が目立ちます。不正行為ならびにそれと推定される行為があれば、議員は追求するのが仕事です。それをさせないということの方が問題なのではないでしょうか。

      また、「一切、不当・不正な行為等は絶対にしていません。事実無根の書き込みを閲覧することによる私たちの法人への客観的・社会的評価の失墜はもとより、ここから始まるより多くの市民への誤った情報の波及を考えた時、被害は大きいと考えます。」については、情報交換ブログ、掲示板も事実無根ということなのでしょうか。

      その上で、
      ① については、

      「法的に何か問題があることをやっているのでしょうか?。」については法的に問題はありません。議会で予算承認されれば法的には問題ありません。第6駐輪場の廃止も同様な問題です。しかし、その承認が社会的正義に照らして全く問題がないと主張するには問題が残ります。したがって、「単なるヤッカミではないのかという可能性について明確にしたいです。」についても、正義の問題を論じているというように理解できませんか。世の中には法的に適法ということで随分とモラルハザードの例は多々ありますね。

      ② 「会議ですから議事録が残っていると思います。市の予算で開催された会議であれば、浦安市民が議事録を閲覧することができてもよいと考えますが、どこかに資料があるのでしょうか?」議事録は数ヶ月後に関係者に配られる様に聞いております。所謂、情報公開室のようなところにアクセスしてその内容を知ることはできないと思います。間違っていたらユメさん補足して下さいね。

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