陳情不採択の6月議会が終了しました 

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  • 6/25の本会議では、西川議員から過激な陳情つぶし質問が展開されました。 YouTube Preview Image

請求の趣旨が曲解されているように思います。陳情者は格子状地中壁工法を否定しているわけではないのです。格子状地中壁工法の場合、100%の世帯同意が現実的には困難なことから、より実現性の高い地下水位低下工法の可能性を知見に基づいて言及しています。しかし、陳情採択は格子状地中壁工法推進の市の努力を否定するものと断じています。些か肩に力が入り過ぎ、市民レベルでは様々な意見・提案があることを理解しない狭量者の物言いに聞こえました。この点は以下の議員のブログからも判断されます。何故ここまで否定的でなければならないのでしょうか。

技術的問題に関して、議員は液状化が起こったシルト層(沖積粘土層)を地下10m以上と認識する致命的な間違いをしているようです。地下から吹き出した砂状の泥は地下3m以内の浅い部分から起きていることを理解していないようです。液状化層の下部に軟弱な粘性土層が厚く堆積していると、地下水位低下のための井戸をより深い層に設定すると地下水位が低下した層の地盤の浮力が低下し、当該地盤の荷重が増加することで、地域一帯において圧密沈下が生じます。実際に、高洲の実験では井戸の設置を15mとしていたため致命的な間違いをしていたと考えられます。本来ならば、実験対象を別途用意し、井戸の位置を3mないし5mに設置した場合の沈下実験を数百m離れた場所に追加するなどされれば全く違った実験結果が得られ、検証有意となったものと思われます。

高洲の実験結果報告を一面的に解釈し、ことごとく民意忖度の否定論理の展開でした。そもそも15mも深いところまで井戸を掘り水抜きをしたら地盤の浮力低下で地盤沈下することは素人が考えても当然の結果ではないでしょうか。最後に出てくる市長の開き直りの居直り発言は独善的で、批判者を排除するために不都合な真実は見ないという考えです。あそこまで言わなくても良かろうと思うのですが、いかがなものであろうか。問題は市民の知見を生かし協働の可能性がないか、趣旨を良く理解するために参考人招致するなどして直接意見を聞き、採択の余地を残すなどの工夫が考えられた筈です。

  • また、いささか先を急いだか、昨日の辻田議員への一般質問応答で、市長から本年の市長選立候補の正式表明がありました。7-12分あたり。5期目ご苦労様と思います。但し、今のままの市民の提案をノイズマイノリティーと一方的に白眼視する姿勢では、今後は軋轢を高めて行くことになるであろうと思います。YouTube Preview Image
  • 陳情採択では、宮坂、西川議員の反対があり、(採決は39分あたりから)賛成者:広瀬、美勢、元木、折本、水野、長谷川、柳、岡本、醍醐の9名が賛成に回りました。しかし、想定されたとはいえ他の与党議員の反対で不採択されました。YouTube Preview Image

参考:反対した議員は下記の国交省ガイダンスを全く無視しているようです。

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陳情不採択の6月議会が終了しました  への2件のフィードバック

  1. しんしょう のコメント:

    URLの参照記事は新浦安ナビから情報を得ました。

    この記事によると、(http://www.s-housing.jp/archives/57129)格子状地中壁工法は液状化対策の工法として否定されているように読めるのですが、専門の方がおられましたら教えていただけませんでしょうか。

  2. admin のコメント:

    しんしょう様

    専門家ではありませんが、粗々に言ってご案内の理解でよろしいのではないでしょうか。
    似たような実験事例がありますので、ご参考にして下さい。。

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