今議会では、 「 社会福祉法人 パーソナル・アシスタンス とも」 の現状 で既報済みの内容について質問があった。ビデオの中で引用される数値は、記憶に残らないであろうことから参考データのリンクを引用しておきます。 市内各種団体への補助金が本年予算で総額26億円、大小200の団体に支出されている中、2億3600万円(左図)もの多額な存在です。この問題に対しては、額もさることながら、議員の大多数は関心が薄いか、目を閉じているようでもある。
一般論でいっても補助金とは、不採算の事業を公益に照らして補填するもの、というのが通常の理解の範疇であるが、十把一絡げの議案承認の形で行われる慣行のもとでは、不明朗な事業構造を官が率先して補助金の名の下で「適法」に出金できるシステムがまかり通る。結果、補助金は利益補填ないしは利益加速のツールに悪用されることとなる。
ビデオの中で、新宅健康福祉部長が言う社会福祉法人の安定運営のため1億円以上の純資産が必要、との答弁がことを雄弁に物語っている。しかし、既に純資産が2億円を超え、10年間の年間安定補助金4046万円がこれからも続くことに市民の理解が得られるものではない。この市議会は基本的なところで市民の税金という意識が希薄で、パンカス(パンとサーカス)がその役割と理解しているとしたら、市議会の意味はない。
答弁で、年々増加している理由は事業規模の拡大による等と平然と答えられる感覚はどういう神経なのか。委託料金に対する適正か否かの質問に対しても、特にコメントする立場にないという。固定資産をはるかに上回る積立金については、不動産を所有していないので、それを取得するものだとの回答に至っては、官製錬金術ということなのだろうが、到底、市民に理解が得られる根拠とはならない。後ろ向きな情報開示についても、何を言っているのか理由にならない。。
議会は1問1答方式で進められている。しかし、答えが見当外れのものであっても、形式上は1問1答で議会の形式と体面を保っているから了とするのだとすれば、それは市議会の驕り驕慢以外の何ものでもない。あまりに酷いやりとりだが、ビデオを見て頂くしかないでしょう。25min