24年度予算について 3

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自治体においては一般会計が基本となりますが、それとは別に特別会計があります。また、企業会計における貸借対象表ですが、どうもそれらしきものは公表されていません。一般的には、特別会計というと、市が出資している法人(病院事業会計、出資法人 土地開発公社、施設利用振興財団、勤労福祉財団)もあり一部は年1回の報告を義務づけられています。

浦安市の特別会計には、国民健康保険(12,280)、公共下水道事業(8,408)、墓地公園事業(277)、介護保険(保険事業勘定)(4,713)、介護保険(介護サービス事業勘定)(1,173)、後期高齢者医療(889)があります。合計すると、27,742百万円と一般会計との比では1/2未満です。一般と特会合わせて89,902百万円で、企業会計的には立派な国内中堅企業です。 市民は税金を拠出しているわけでその企業の出資者、株主といっても良いでしょう。

24年度の特別会計においては、公共下水道事業が震災の影響があり、平年の41億円から84億円と倍増しています。 当初予算総括表 によると http://www.city.urayasu.chiba.jp/secure/31263/03soukatuhyou.pdf

自治体の特会には医療関係の削減が国民の生存権に関わることとなるため、それだけ、削減が難しい側面があります。 この2ページ目をご覧頂くと、説明はありませんが、 債務負担行為   平成24年度  平成25年度以降 合計 PFI・指定管理分 5,003,617   33,405,284  38,408,901   というところが、ひときわ目を引きます。24年以降384億円の計上がサラリとあります。

債務負担行為は、予算の「内容の一部」として、議会の議決によって設定されますが、歳出予算には含まれません。 債務負担行為は、あくまで契約等で発生する債務の負担を設定する行為で、その時点でまだ歳出の予定が確定しているわけではありません。しかし、現実に現金支出が必要となった場合は、あらためて歳出予算に計上しなければなりません。これが「現年度化」です。事業の大型化、複雑化などで、事業が複数年度にわたる場合に用いられる手法です。 率直に言って、現年度化されていないとはいうものの、このような巨額の支出予定に対して、市民は知らなかったでは済まされません。

議会と、市役所が緊張関係にあり、予算審議で真剣勝負が出来る関係ならば、問題にしません。しかし、このPFI・指定管理事業には長期の契約を伴い、その契約内容に問題がないのか、誰がチェックしているのでしょう。あるいはチェック出来ているのでしょうか。答えは全く出来ていないことが、このブログで特定の企業が問題となっていることからも明らかです。 3ページにもあるように、基金の年度末現在高も連続して低下傾向の300億円を切った状態です。かつ、300億円と言っても中身を見れば、現実に繰り入れ可能な金額は、半分の180億円でしかありません。その他基金は現実的にはカウント外と思います。

さらに、4ページの地方債残高推移をみれば、未だ341億円の借金です。災害復興期での繰り出し金が増加することを考えれば、この借金はそう簡単には減りません。健全財政を追求していけば、これを減らすことは十分に可能ですが、現状追認型の弥縫策程度では達成出来ません。市政に対する市民の意識改革、自治体自身の身を切る覚悟無くしてこれは達成できません。 今回はここまでとします。ご自由なコメントをお願い致します。クリック
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24年度予算について 3 への4件のフィードバック

  1. ごまめ のコメント:

    段々お話が難しくなってきました。
    が、解説していただいているので、何とかついていこうと単語検索しながら読んでます。

    と言うことは、市民が株主なら、市長は社長ですか?
    市の職員は社員?
    きっとそうですね。だから、市の職員(主に管理職)は市民を見ずに、上を見て、自分たちの出世の為にせっせと働いているパフォーマンスをするのですね。
    で、社長はその企業の経営をちゃんと出来ていないということになるんでしょうか。

    でもね、彼らの仕事は公僕として、市民の生活を守ることだとおもうんですが、そこは、営利を追求する一般企業と違う筈ですよね。

    なんだか元気が出ないです。
    株主総会は何に当たりますか?どうすれば出来ますか?

  2. admin のコメント:

    ごまめさん
    さすが、鋭いご指摘です。
    3自治責任で書きましたが、住民総会ですね。

    ① 住民総会;企業でいう株主総会ですね。議長は人望ある者が選ばれる。
    住民総会は、アンドーバーの立法機関(Andover’s legislative body)です。登録を行った全ての有権者は、アンドーバーの重要な決定に参加する機会が提供される。議長(Town Moderator)は1年の任期で、公選によって決定する。議長は、住民総会を統括し、また9名の財政委員会(the nine-member Finance Committee)委員を任命する。住民総会は尐なくとも年に1回開催され、開催日や場所は理事会で決定される。

    一つの理想的方法が住民総会です。ただ、日本の場合はそういう場がありませんね。
    今のシステムでは代わりを議員さんがやっている筈なんですが、半数以上が市役所・市長の方を向いています。選挙の時だけは市民の方を向きますが。そうでないなら、予算審議の際に住民総会の発議を出すべきでしょう。誰がやりますかね。

    プレスの役割はそういうわけで大きいですよね。ブログの役割は非常に大きいですし、市民全員が公論の場ということで参加できるのですから、今後、活発化するのではないでしょうか。大手新聞の意見欄にはなかなか取り上げられませんが、ここは意志があるかどうかの差で掲載は原則フリーです。

  3. ごまめ のコメント:

    と言う事で、このサイトをご覧になっている水野市議、ぜひ、次回の予算審議の際に住民総会の発議、お願いしますね。

    また一つ、教えてください。
    平成23年11月1日の常任委員会議事録68頁で、委託事業の決算内容があまりに杜撰な事を指摘された健康福祉部長の小〇治さんが、『全体の履行が確認できたという状況で支払いしてございますので、本来であれば、中身の管理費どうのこうのというのは決算の中では見なくてもいいものだというふうに私ども考えております。』と言っています。しかもこの時、この個別の事業だけでなく、委託事業全般がそうだと、言っています。

    これって、どうなんですか?
    答えた小〇治部長は、正気で言っているのでしょうか?
    “中身を見なくてよい決算書”って有るんですか?
    中身を見ないなら、空欄でも、出鱈目でも書けますよね。
    “決算書”って書いた白紙でも良いですね。
    そもそも、見ないなら決算書自体が要らないでしょう?
    でも、要るから出させているんですよね。
    少なくとも市税をつかったんですものね。

    市民のお金の使い道や使い方、市は責任もって、精査してないってことですか?
    市民は納めたお金を市が責任を持って、自治体として1円の無駄遣いもせず、みんなの為に使ってくれてると思っていると思うんですが(私は学校でそう習いました)、自分のお金なら、自由に使って構いません。でも、自分のお金ならもっと真剣に考えて、こんなこと言わないでしょう。人様のお金、なんだと思っているんでしょう。

    私共庶民は、お金のやりくり必死です。家計簿つけては、無駄は無いか、同じ値段ならより品質の良いものをと、いつも考えています。
    自分のお金だけでなく、介護や障害の仕事に携わっているヘルパーさん達だって、利用者さんの為に少しでも安く良い物をと、頼まれたお買いもの走り回ってくれています。

    なのに、この市の考え方、これって、有りなんですか?
    議会での市議の質問(この時は広瀬議員)は、市民を代表しての質問だとおもうのですが、
    納めた税金が、何にどのように使われたか、正しく使われたか、市民は知ることが出来ないの?
    納めちゃった税金は、どんな使い方されても、文句言えないの?

    adminさんの解説、非常にお勉強になります。
    ただ、わかればわかる程、浦安市に税金納めてて良いのか、考えてしまいます。
    もっとまともな人に、税金預かってほしいです。

  4. admin のコメント:

    ごまめさん
    人工頭脳が厳しいA.kis.mitに引っかかって承認が遅れ、失礼しました。サイドバーから投稿者登録をされておくと、リアルタイムの投稿が可能になるかと思います。
    投稿ありがとうございます。

    ご慷慨の点に関しては、新設掲示板のNo.8、No.9にも詳しく掲載されました。
    掲示板を早速ご利用頂き、広瀬議員には感謝申し上げます。

    このような議事録を、一般市民が目にすることは不可能に近く、市議会でお行儀よく傍観する議員は、結果的に、答えにならない保身のための職員の片棒を担いでいることになります。市民の皆さまは、掲示板開設のお知らせの際、冒頭に書きました引用をあらためてご理解頂けるのではないでしょうか。

    今の浦安市議会は単純に言うと、多数の悪が居て少数の正義が居る。 しかし、悪が正義になり、正義が悪になり、多数の正義に少数の悪が居るかの如き印象を与えている。

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