新庁舎建設の再開についての公開質問状

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浦安市長
松崎秀樹殿

新庁舎建設再開の是非を考える自由討論会有志

新庁舎建設の再開についての公開質問状

 私たちは本年11月25日、クリーン勝手連主催の新庁舎建設再開の是非を考える自由討論会に参加した者のうち、新庁舎建設の再開に疑問を持った者たちが集まったもので、ここにそれらの疑問をまとめ、公開質問状として貴殿に呈するものです。
質問は10項目あります。2013年1月15日までに御回答いただければ幸いです。
http://urayasucitizens.net/open_let_inq_on_new_g_office.pdf 正式文書はこのリンクをご覧下さい。
質問1  経済・政治情勢の不安は解消されたのか
3年前(2009年)1月、貴殿は「100年に一度と言われる世界同時不況により、経済状況不透明なうえ、政局などで先が見えない」(読売新聞など)として建設を一時中断しましたが、それから3年、経済や政治情勢は好転したのか、その根拠を、お示し下さい。
質問2  改めて「パブリック・コメント」を募る用意がありますか
2008年に実施された「パブリック・コメント」では、その約7割が建設や進め方に疑義ありというものでした。3.11大地震で浦安は大きな被害を受け、そのため浦安が置かれている環境が大きく変わりました。この事態を受けて、新庁舎の建設について再度、市民から「パブリック・コメント」を募る用意がありますか。
質問3  「ワークショップ」を再開する用意がありますか
新庁舎の建設に当たり、やはり4年前、それについての市民参加の「ワークショップ」が開かれましたが、1度だけで、中断されましたが、3.11以後の事態を受けて、「ワークショップ」の再開する用意がありますか。
質問4 「防災拠点」は、むしろ分散した方がベストではないか
新庁舎建設あるいはその再開にあたり、その理由に「防災拠点の確保」を挙げていますが、すでに防災センターは消防署内にあります。しかも東日本大震災の事例に見るように、「防災拠点」は中央に集中するより、むしろ各地域(行政センターや公民館など)に分散して置かれる方が実際的であると思います。この点について、お考えを、お示し下さい。
質問5  新庁舎建設の再開より、むしろ本格的な災害復旧が必要ではないのか
復興の道のりが見えない中で、なぜ今、巨額の税金を投入して、新庁舎建設を行う必要があるのでしょうか。「応急復旧」という手当のまま、震災から1年9カ月が過ぎています。新庁舎建設の再開より、本格的な災害復興に全力を傾注すべきではないでしょうか。
それと関連して、若い母親たちが、福島原発事故がもたらした、あるいはもたらしつつある放射線汚染から子供たちを守るために活動しています。観測地点を増加してほしい、子供たちが出入りする公園や校庭の安全をはかってほしい、また給食内容の検査を常時検査するとともに公開してほしい、と主張する彼女たちの訴えは、もっともである。貴殿は彼女たちの訴えを、どうお考えか。それについても、御回答下さい。
質問6 液状化対策は国の補助金待ちでいいのか
今年度の施政方針演説で貴殿は「液状化対策なくして本市の復興はあり得ないと強く確信した」と述べていますが、当初予算には液状化対策費が全くなく、国の補助金を待つとあります。浦安市の復興は国の補助金頼みでよいのでしょうか。
質問7 40年後の浦安を考えた場合、地上10階の大庁舎の建設は、税金の膨大な浪費とはならないか
新庁舎の寿命を40年と見たとき、40年後の浦安は高齢化が日本のなかで、もっとも進む都市といわれています。今でさえ、復旧、復興費用を捻出するために、新事業停止や市民に対する補助金削減等で、従前予算の20%が削減されています。また市には多くの公共施設・設備がありますが、これらの施設・設備の中には老朽化し、修繕・改修を行わなければならいものが多く見受けられます。その上、急速な高齢化にともない、特別養護老人ホームの増設が必要です。
他方、今やIT時代、浦安には各地域に立派な公民館があります。これらに行政を分散化し、ITで結べば、交通不便な市役所に行く必要がなく、高齢化する住民にとって便利であるだけではなく、前述の防災拠点ともなります。何よりも「権力の分散化」は時代の要求です。
つまり、40年後の浦安を考えた場合、いま巨額の税金を投入して地上10階の広大な庁舎を建設するよりも、まだ使用できる庁舎を修復しつつ、現存の施設をITで結んで行政の新時代を創造する方が賢明と思いますが、この点について、どうお考えなのか、お示し下さい。
質問8 新築よりは修復の方が環境への負荷が少なくてすむのではないか
質問7に関連することですが、地球環境の保全(温暖化対策等)という視点から考えても、取り壊して新築よりは既存の建物を修繕して再利用した場合の方が、地球環境への負荷は少ないと思いますが、どうでしょうか。
質問9 今後、震災復興のために市民の負担額は、どの程度に試算しているか
震災復興のため、今後市民が負担する額は、いくらになるのでしょうか。もし試算された金額があれば、それをお示し下さい。
質問10 予想される元町地域の浸水に対して、どう対処するのか
過日の新聞によれば、房総沖を震源地とする大地震が起きれば、元町0メートル地域は浸水の可能性があると言われています。現在、旧江戸川と境川の水門は壊れたまま、鋼板で囲ってあります。広大な新庁舎の建設に巨額な税金を投入するより、まず液状化だけではなく、この予想される元町地域の浸水への対策に資源を優先させるべきではないか。
以上
連絡先   279-0041浦安市堀江4-6-11-411
電話    047-380-6722
岡野 功
連絡先   279-0004浦安市猫実3-9-30
電話    047-355-8514
渡辺由紀子
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