一人一人がリーダーに

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決められない政治、市民が声を
ハーバード大講師のディーン・ウィリアムズ氏
2013/2/17 10:00日本経済新聞 電子版

リーダーシップ論の専門家であるハーバード大ケネディ行政大学院講師のディーン・ウィリアムズ氏が在日米国大使館の招きで来日した。日本の実情にも通じているウィリアムズ氏は「課題解決を政治家任せにするのではなく、市民一人ひとりがリーダーシップを発揮し声を上げることが重要」と指摘している。

 

 ――リーダーシップの定義とは何か

「課題解決のために人々を正しい方に向かわせることだ。権威のある人がリーダーシップを発揮すると思っている人が多いが、権威の有無にかかわらずリーダーシップは発揮できる。権威がある人はしばしば人々を間違った方に向かわせ課題解決を遅らせる。例えば、政治駆け引きなどだ。私はそれを偽のリーダーシップと呼んでいる」

 ――どうすれば正しい方向を見極められるか

 「まず権威とリーダーシップが違うことを知ってほしい。そしてシステムのどこに問題があるのか正しく理解する診断作業が必要だ。和を尊ぶ日本文化は素晴らしいと思うが、協調だけでは問題解決はできない。現代の変化は激しく、日本の電機産業も輝きを失っている。厳しい現実に人々を向き合わせ、過去の価値観など変えるべき所は変える介入作業が求められる」

 ――次代を担う学生が身につけるべき能力は

 「一人ひとりが批判的思考能力を養うことだ。大学で一般教養を学ぶことは米国の強みの一つ。過去に起こった対立や問題を正しく理解してこそ、現代の問題を解決できるようになる。そのためには書籍だけでなく実際に自分の目で世界を見てほしい。現代の問題の多くは国境を越えた協力をしないと解決が難しい。外国語の学習もその一歩。米国の学生にもそう教えている」

――日本の問題はどこにあるのか

「政治が機能していない。政治より政局という偽のリーダーシップがまん延している。毎年首相が代わると国際社会でも信頼を得られない。特に女性の声が欠けている。私は女性の方が男性より現実を直視することが得意だと思っている。政治でもビジネスでも、これからの世界に適応するためには女性参加が欠かせない」

 ――なぜ女性の方が現実を直視できるのか

 「子育てはリーダーシップの究極の表現だからだ。どこで子どもに挑戦させるのか、いつ一歩下がって見守るのか、わざと失敗させて学ばせるなど、母親には課題解決の能力が感覚的に備わっている。現在の秩序を守りたがる男性に対して、女性は挑戦を投げかけるだろう」

 ――日本を変えるために必要なことは

 「政治の機能不全に人々がもっと声をあげるべきだ。米国はシンクタンクが強く市民社会が活気にあふれ、人々の議論を促進する役割を担っている。リーダーシップは権力を持たない一人ひとりが発揮する必要がある。課題解決は政治家任せではなく、民意から始まる」

この、特に最初と最後のところのフレーズは浦安市民に当てはまるものと思うが、どうしたら発揮できるでしょうか。人から大切なことで声をかけられ、共感するところがあれば、まずは第1歩を踏み出すということではないでしょうか。あなたのところへもメールが届くかも。

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カテゴリー: 市民の考え, 民主主義 パーマリンク

一人一人がリーダーに への4件のフィードバック

  1. クロネコ のコメント:

    掲示板を覗いていたら、下記の投稿がされていました。こういう考え方をする市民も中にはいるんだな~とそのブログを開けたらなんと「浦安自治会連合会」会長の上野さんではないですか!呆れてモノが言えませんでした。それこそ、自治体連合会って市民の要望を吸い上げて
    行政に測ったりするところだとばかり思っていたし(普通はそうですよね)

     >>権威がある人はしばしば人々を間違った方に向かわせ課題解決を遅らせる。

    権威もなにも、市民や住民のために働くからこそ偉くて、市民や住民から尊敬を受ける立場の人にならなければいけないのに、こんな人をトップに据えている自治会連合会という組織自体が、全柔連のようにくっさった組織と言えるのかもしれませんね。自立支援協議会だけでなく、自治会連合会組織も一度メスを入れてもいいかもしれませんね。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・↓上野さんのブログ
    あ~ぁ、また、この人たちだ!
    今度は、スワンベーカリーでの存続の署名活動だ…。
    私が知る限り、このスワンベーカリーは、障がい者の就労支援の事業だったのに、働いている人に、障がい者がいないなぁと、思っていた…。何度も利用させていただいていたが…当初は、見かけたがその後見たことは無かった。そして、署名活動…。「またかいな…」
    この人たちは、浦安市議会でのあれこれ…、市役所新庁舎でのあれこれ…、政治的なことでは…必ず出てこられる人たちだなぁ…。この裏には、某市議さんがいて、高洲のモニュメントなども関わっている。私は、絶対に、関わりたくない人たちだ…。
    http://urajichi1111.blog130.fc2.com/blog-entry-718.html

  2. admin のコメント:

    クロネコさん 今晩は。

    自治会の主な役割は、祭りの開催、火の用心推進、町の美化推進の3つだそうです。それは大切な活動でしょうが、署名活動をする方々に対してこういう考えでしか接することが出来ないというのでは、あまりにもお粗末で失礼と思います。ましてや自治会連合会の会長がときては何をか言わんやです。

    この方のこの種の発言は多々あり、自信過剰の観念論でしか物事を見ない典型的なタイプとお見受けします。2年半も「会長の戯れ言」としてブログを書いておられるが、コメントもトラックバックも1件もないというのも不思議です。

  3. 四知 のコメント:

    高洲の全く役に立たなかったマンホール・・・頑張らなかった象徴を残す奇妙さ。おまけにどんなに反対署名が集めても「一顧だにしない。」と回答する市当局。

    そして、新庁舎建設・・・。

    建設費も予算通りに収まればいいのですが、そうならずに次から次へと補正予算が御用議会の下、見事なまでに通過し膨れ上がる。

    東京都の都庁舎と全く同じとまでも言わないまでも、建設してからも多額の補修費とメンテナンス費用がかかることは言うまでも無いはず。

    >2003年に都が民間委託して試算した改修費は、30年で約1000億円。
    >都庁舎の建設費に迫る金額である。

    下記のサイトの引用だが、この数字を目にしただけで市の財政の将来がどうなるか分かりそうなものである。

    http://toolbiru.web.fc2.com/topic/top-09.01.16.htm

    >私が知る限り、このスワンベーカリーは、障がい者の就労支援の事業だったのに、
    >働いている人に、障がい者がいないなぁと、思っていた…。
    >何度も利用させていただいていたが…当初は、見かけたがその後見たことは無かった。

    浦安自治会連合会の会長というお立場で、上記のように公言しているのですから、障がい者が働いていなかったかどうかスワンベーカーリーを運営する団体に確認を取った上での発言でなければとんでもない中傷です。

    また、障がい者が就労する施設は、障がいを持っている方々とそうでない方々が協働しています。

    言うまでも無いことですが、制服に障がいの有無が分かるようにしているはずもありません。

    にもかかわらず、浦安自治会連合会会長さんが、「障がい者が働いていない障がい者就労支援施設」と言い切ったわけですから、発言の責任を取る日もそう遠くは無いと感じます。

    「自分が足を運んだ時には、偶然障がい者を見かけなかった。」とか「自分の目には障がい者がいないように見えた。」という苦しい言い訳が通用しないことは誰の目からも明らかだろう。

  4. クロネコ のコメント:

    adminさん四知さんのご意見、まさにその通りと思います。
    スワンベーカリーは精神障害や高機能自閉症など軽度発達障害の方が、どの地域でも多く働いています。こういう方たちは一見すると「普通の人」にしか見えません。逆にそのことで、「お前はふざけているのか?」とか「ある特定のことにおいては、健常人よりこなせるのに、片方では小学校低学年のことすらできない」そういったギャップに、いじめにあったり理不尽な状況に置かれたりもします。自治会連合会長という立場であれば、もう少し障害者の勉強をしていただきたいですね。
     それこそ、とものホップが出来た時に何人かの市民で行きました。(夜の居酒屋バージョーン)の時に、障害者らしき方がいないので、「障害者の方は何人働いているのですか?」と聞いたら、「夜は、酔っぱらいや、怖い目にあったら可哀想だからと、親御さんの意向で働いている人は一人もいません。それか8時までが少数います。」という回答でした。それじゃ、就労支援施設の意味がないじゃないかと思いましたし、もっと違った形態でやればいいじゃないかと思いました。末益市議の一般討論で、「働いている障害者が少ない」という発言がありましたが、少なくとも2人なりが、常時いるスワンと、夜は怖いから親の反対でひとりもいないホップ。
    どなたが、「出て行くのはとものホップではないか!」と憤る内容のコメントをされていましたが、本当に私もそう思います。

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