2014/8/25 23:36情報元日本経済新聞 電子版
介護や保育などを手掛ける社会福祉法人の8割が1億円以上の金融資産を持つことが、みずほ証券のアンケート調査でわかった。うち半数の4割は5億円以上を保有する。社福法人は国や自治体から課税減免や補助金などで手厚い保護を受けている。27日から本格化する社福法人の改革論議にも一石を投じそうだ。
全国には計2万弱の社福法人がある。みずほ証券はこのうち、年間の事業収入で10億円以上を目安に約3千法人を選んでアンケートを行い、320件の回答を得た。調査期間は2014年5~6月で、今回が初めてだ。
社福法人が保有する金融資産では「1億円以上5億円未満」が39%で最も多く、これに「10億円以上50億円未満」が20%、「5億円以上10億円未満」が18%で続いた。
金融資産(複数回答)は「銀行預金」88%、「国債・公共債」が43%と高かった。株式など比較的リスクの大きい金融商品はいずれも10%を下回った。
介護や保育に参入した企業からは、国や自治体の保護を受ける社福法人との競争条件が公平でないとの批判が強い。厚生労働省は27日からの社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の福祉部会で社福法人改革を議論する。年内にとりまとめ、15年の通常国会に社会福祉法改正案の提出を目指す。
浦安市が所轄庁である社会福祉法人の財務情報(賃借対照表、資金収支計算書、事業活動収支計算書)を公表しています。
資産のうちで土地・建物や機械・設備などの実物資産を除いたものという点で、金融資産同等の流動資産を抜いてみると、
- 社会福祉法人社会福祉協議会 平成24年度財務情報(PDF形式 159KB) 5,475万円
- 社会福祉法人パーソナル・アシスタンスとも 平成24年度財務情報(PDF形式 262KB) 1億3,724万円
- 社会福祉法人一静会 平成24年度財務情報(PDF形式 円 118KB) 30万円
- 社会福祉法人芳雄会 平成24年度財務情報(PDF形式 115KB) 3,210万円
パーソナル・アシスタンスとも が突出しています。