6月市議会によせて

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4月の市議選を経て新人も加わった6月議会は、議案にもさしたる論争になるものもなく平凡に終わったようにみえる。一般質問の場では、市政の話題を知ることができるわけだが、公開されている録画を見ても読み合わせ的で審議の体をなしてはいない。公開による事前質問と回答の場だからといえばそれまでだが。

市議選挙戦では、議会のあり方や液状化対策の市民目線での実施を訴えた議員は落選し、自民・公明の看板を背負った議員が伸長した。極めて解りやすい構図だった。それが今の潮の流れということか。

その後、国政では、歴史が最終的に判断するものとはいえ、解釈改憲をめぐる安全保障法案が議論され、うぬぼれ自民党と揶揄されるなか、自民・公明の賛成で衆議院特別委員会で本日、可決された。

こういった我田引水とも言える流れが地方に伝染しなければ良いのだが、すでに議論の中身よりも数合わせを優先する伝染病は無意識的に進行しているように見える。緊迫した論議が売りの国政とは違い、痴呆議会のそれは内容的に落差が大きいからかも知れない。が、それは今に始まったことでもないのも事実。議会中継録画の番外録画の中にこそ、浦安が、あるいは地方議会が抱える大きな問題があるということで、低次元な内容なるも10分程度のやりとりをご覧下さい。

頓珍漢な議長差配に加え、事大主義と時代後れな殿様命の子娘議員が野党議員に了見違いのクレームをにつけるのは、選挙で大幅票追加の自己過信の故だろうか。同様に議論の本筋ではなく、質問の順序が一部交錯したことを以て、形式論から真顔で怒るベテラン議員。もう何年も、このようなことを繰り返している現状を市民は知らない。市民の政治的無関心の故と思うがこれで良いのだろうか。

浦安は極端かも知れないが、このような実情が、いま日本のあちこちの地方議会で起きている。議会は議論の場ではなく、行政執行部の方針にゴーサインを出す承認マシンと化している。与党は利権集団の組合と化し、盲目的に執行部に寄り添い、議会ではひたすら野党にケチをつけ、自らの存在感をアピールすることに汲々としているに過ぎない。そのように見えるが違うだろうか。行政当局の野党側議員の質問に対する回答論述も咬み合わないことが多く、消化不良なものが多々見受けられる。

収録したビデオは、平成27年第2回定例会折本議員 一般質問 10:00~ に関しての 与党議員のクレーム(市議会用語では、何故か議事進行という)、質問終了後の10分間です。ここのやりとり、おかしくないですか。

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市民が見たいのは本当の議論なのだが、残念ながら市議会は議論の場には全くと言っていいほどなっていない。おそらく、中継されない常任委員会などは更に悲惨なのではないであろうか。一般質問などはやめて、議員どうしの議論の方が意味があるものと思う。そうでなければ、議論しない地方議員には高額な歳費などは大幅に減額すべきだろう。

現実論としてみれば、一部の利益を代表する団体もしくは組織をベースに議員は選ばれるものであって、議員の役割を諸外国なみのボランテイア議員精度に変えることが出来ない限り、これは変わることがないであろう。経済状況が右肩下がりの中、放漫な拡大財政が耐えられるのかどうかは、2025年問題の時期に明らかになるであろうが、その時の若い世代に問題解決をゆだねることになるのは確かだ。成長の限界が明らかなところに、低成長下の市民経済を考えず、ひたすら、成長・ご利益を求め続けるのは止められないのだろうか。国立競技場に3600億円かけるのと同じだ。

身近な街の話題として、指定管理者制度・マイナンバー制度・入札制度の問題点の討論・意見書等が全くないがしろにされている現状をみても、市議会の末期症状は確実に進んでいると言える。

前エントリーからも明らかなように、妻子ある身の大人でありながら、 恋愛依存症ないしは恋愛中毒を自ら美化するあまり、暴露手紙を出されたりする市の上層職員。これなどは公務員としての自覚不足のみならず、行政のあるべき執行責任・義務にもとることにもなるが、これにも誰もが無関心のようだ。

 

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