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東日本大震災から3年が経過しました。浦安市は液状化被害からの復旧・復興に向けて、国の膨大な交付金を活用した公共事業が展開されています。その一方、新庁舎建設問題、高洲マンホールモニュメント問題、スワンカフェ&ベーカリー問題、ダイエー六価クロム問題、入船土地不等価交換問題、社会福祉法人不適正補助金問題など、市民の考えが全く行政に反映されない、税金の無駄使いともいえる極めて憂慮すべき事態が存在します。中でも住宅周りの液状化対策は、市民の自発性を摘む姿勢が問題解決を遠のかせています。 いつから浦安市の市政はこのように問題が多発することになったのでしょうか? 2012年3月以来のブログ展開を通じて思うことは、浦安市の市民活動は他市と比べても遜色のない高い自主性が発揮されていることは間違いないものの、市当局の行政執行に反映されていないという点です。また、一般市民の間では、行政執行の円滑な運営では、選ばれた議員が適正な仕事をしている筈との予断があり、自らが考えての適切な判断行動を欠いているものと思われます。 こういった環境が、市長の5選いう特殊な環境を生み、浦安市が利権政治・入札談合を助長し、益々、市民が蚊帳の外に置かれるという状況になってきているのではないでしょうか。 市政の基本は、自助・共助・公助といわれます。自助・共助とは単なるお題目でしょうか。具体化の役割を自治会が果たしているでしょうか。お祭り中心の行政の下請け機能に甘んじ、行政側に対して、自主性を持った健全な対応が果たされているでしょうか。液状化対策、生活周りの道路を含め生活環境の改善、改修計画・実施・検査の課程でも、それぞれの地区の市民の意向なり、考え方が反映されているでしょうか。浦安市の緑地公園・街並み景観といった点でも市民の意向が反映される仕組みが充分となっているでしょうか。 このような現状は、市民自身の強い意志で変えていかなければなりません。市民が結束し、行政に是々非々を貫き、成熟した市民力で訴えていく責務が市民にはある筈です。川の流れも一気に変えることは出来ませんが、成熟した市民力という堰き止め堤防を時間をかけて築けば、目標を達成することが出来ます。 市政のあり方に疑問をもたれ、署名活動などにご参加いただいた方が中心となって、先導的な役割を果たさなければ、市政は負の遺産の積み上げに向けて際限のない不毛な道筋をひた走るものと危惧します。 市政転換という点で同じ価値観を共有する人たちは、それぞれの立場を大切にしつつも、大同団結し、相互に連携すべき時かと考えます。 |