今回の市議選で争点になっていないのは、世界初の工法と胸を張った市街地液状化対策の失敗と議会の総括だ。
もともと100%の合意とか、格子状地中壁を地下数メートルに作るという経済コストを無視した計画に固執したことに問題があった。
行政主導の硬直性から、地域住民や他市での知見・要望を顧みること無く、本来の市街地道路インフラの改善目的を取り違え、いたずらに人材を含めた行政資産を費やし、成果はゼロに等しい事は事実。
議会と市民の間の認識の違いが無ければ、溝が無ければ、このようなことは起きない筈。その点でも候補者を見極めた投票行動が必要であり、軽薄な雰囲気投票は自重すべきだろう。住民が合意しなかったからとのいい訳は本末転倒ではないか。
街造りの総合プランに市民の知見を生かす構図の構築が必要です。また、そのことを推進する議員感覚も求められている。