当初予算総括表 P4-7 (PDF形式 127KB)
の3、4頁をみると、
一般会計130億円増の資金的裏付けは
基金 平成24年度末 平成25年度末見込 平成26年度末見込 (単位千円)
財政調整基金 14,937,096 18,692,552 11,524,701 71億円の取り崩し
東日本大震災復興交付金基金 1,895,414 1,916,435 319,743 16億円の取り崩し
少子化対策基金 - - 2,943,010 30億円の皆増
地方債 平成24年度末 平成25年度末見込 平成26年度末見込 (単位千円)
一般会計 18,634,823 18,529,461 19,298,007 7億円増
とある。とってつけたような少子化対策基金の意味は何でしょうか。少子化対策としてはでかすぎます。
平成25年度最終予算との比較 P26-28 (PDF形式 118KB) からは、歳出
(1) 目的別の3頁で主だつところは以下のとおり、民生費、教育費が大幅増加。このあたりをよく見る必要がありそうだ。
* 平成26年度当初予算 平成25年度当初予算比較
* 予算額 構成比 予算額 構成比 増減額 増減率
民生費 27,411,910 36.1 21,094,750 33.5 6,317,160 29.9
土木費 7,004,240 9.2 5,754,850 9.1 1,249,390 21.7
教育費 15,165,200 20.0 10,472,040 16.6 4,693,160 44.8
災害復旧費 5,339,290 7.0 5,446,830 8.6 △ 107,540 △ 2.0
公債費 3,380,160 4.4 3,804,900 6.0 △ 424,740 △ 11.2
当初予算案の内容 P29-36 (PDF形式 197KB) によると
民生費の予算前年度63億1,716万円、29.9%の増額の内、主な増額が以下とされているが増額の約5割の説明要因とはなっている。
<民生費>
○少子化対策基金積立金3,000,000千円( 0千円→ 3,000,000千円)
中長期的な視野で見据えた子どもプロジェクトやその他少子化対策事業を
推進するため、新たに基金を設置したことによる増
○猫実保育園大規模改修事業251,066千円( 0千円→ 251,066千円)
老朽化対策の建て替えを行うため、大規模改修経費を計上したことによる増
<土木費>
○過密地区用地取得事業(土地開発基金より購入)
342,799千円( 0千円→ 342,799千円)
土地開発基金所有土地(堀江、猫実地区1,276.84㎡)を利用するため、一
般会計で買い戻すため増
○街区公園整備用地取得事業(土地開発基金より購入)
240,615千円( 0千円→ 240,615千円)
土地開発基金所有土地(富士見地区669.92㎡)を利用するため、一般会計
で買い戻すため増
教育費の予算は151億6,520万円(前年度104億7,204万円)で、前年度に比べ
46億9,316万円、44.8%の増額とされているが要するに建築・修繕ハコモノ関係で教育そのものに回っているわけではない。説明割合は2割でこれも他を詳しく見ないと分からない。
<教育費>
○東小学校屋内運動場建替事業(継続費分)
528,814千円( 167,485千円→ 696,299千円)
老朽化対策及び耐震不足施設の建て替えを行うため、平成25年度から26年
度までの継続費を設定しており、年割額の増額による増
○堀江公民館大規模改修事業
420,879千円( 0千円→ 420,879千円)
老朽化対策の建て替えを行うため、大規模改修経費を計上したことによる増
○陸上競技場整備事業(継続費分)
1,306,014千円( 114,429千円→ 1,420,443千円)
運動公園において陸上競技場を整備するため、平成25年度から26年度までの
継続費を設定しており、年割額の増額による増