建国記念の日に思うこと

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建国記念日に類する特別な日(独立記念日)を指定している国は多い。日本と大韓民国は設定に建国神話が用いられている。日韓はお互いに似たところがあり、東アジアで同様な風土・歴史・交流を経てきたからでしょう。

津田左右吉は戦前に、古事記・日本書紀を8世紀初めに集成された「虚構の神話」と断じて大学を追われました。明治期にも幸徳秋水は無政府主義と喧伝され、事実無根ながら大逆事件で処刑されました。いずれも祖法に逆らったということなのでしょうが、現代に至ってもその名誉は回復されていません。
神話と歴史は違うことに異論はないものと思うが、日本の政治・文化には神話の世界を奉じた慣習が多々存在します。国会討論会で良く出てくる、時の政治家の靖国参拝有無に関する質問しかり、マスコミも良く取り上げます。今時、神武天皇と建国記念の日を結びつけて考える人々はどの位いるでしょうか。限りなくゼロでしょうが休日は歓迎です。
浦安市の市議会など見ていても、形式と実質とどちらが重きを為しているのかという点で見ると、寒々とした市民自治実態と市民意識からの大きな乖離性、断絶を感じるが、どうしたものでしょうか。

  1. 韓国   8月15日 光復節1945年ポツダム宣言により日本から解放された日
    10月3日 開天節紀元前2333年、建国神話において檀君が古朝鮮王国を建国したとされる日
  2. 中華人民共和国 10月1日 国慶節1949年、毛沢東が天安門で建国宣言をした日
  3. 台湾  10月10日 双十国慶節1911年の辛亥革命発生日
  4. 北朝鮮  9月9日 国慶節記念日1948年朝鮮民主主義人民共和国建国が宣布された日
  5. 日本   2月11日 建国記念の日紀元前660年、記紀における神武天皇が即位したとされる日

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